1章・今の仕事にたどり着くまで

整体院ボディーケア松本の

「整体」以外担当 松本圭太です。


僕は自分でいうのもなんですが

とてもシャイです。


シャイと呼ばれる人の中でも

際立ってシャイだと思います。


そんな僕ですが、


じつは、21歳から数年間

Y本興業で漫才師をしていました。


その時の相方は兄です。



NSCという

吉本の養成所があるんですが


そこの25期生です。


僕は大学を2年で辞め

一人でNSCに入る予定でした。



ところが、

それを知った兄が

「俺も行く」と

言ってきたのです(笑)


「俺ももともと行くつもりだった」

「お前の後輩になるのは嫌だから一緒に行く」


と、よく分からないことをほざいてます。


ええ、言葉が荒っぽくなりますが


「ほざいて」ました(笑)


たぶん、ほんとは

かわいい弟が心配だったんでしょう(笑)



そりゃもう楽しかったですよ。


むちゃくちゃな人間ばっかでしたから(笑)


まぁ、養成所といっても

各自がネタを考えてきて

講師の前で実演する。


それをひたすら講師が斬る・・・(笑)


まぁ、

クラスの人気者っぽい人たちが

バッサバッサと斬られてるわけです。


あんまりズバッと言われるから

少しずつ同期の数も減っていくんです。


それでも、何とか僕たちは

毎回新しいネタを考えてやってましたね。


ま、今考えたら

一体何が面白いのか

わかんないようなことしてましたが。


でも、今考えると、

運だけはよかったんです。


なんとね

ほんとに運だけで

こんな雑誌にものりました。

そりゃ、NSCの人間からしたら神ですよ。

この松本さん特集でこんな企画があったです。


はい~「019」見てください~


すごいでしょ(笑)


なにがすごいって


当時NSCで一番面白かった、とか


「松本」というコンビ名が注目された、


とかいうわけじゃなくてたまたま載っただけなんです。


この日、NSCの授業終わりで

片づけを手伝ってから劇場の外に出たら


ほんとにたまたま声かけられた、って感じ。


他の同期が先に帰って

片づけを手伝って遅くなった僕らと

取材に来た記者さんのタイミングが

たまたま重なった。


いや~

いいことはするもんですね(笑)



で、そのあとも運が続きます(笑)



人気芸人さんのラジオ番組

の前説とミニコーナーを

NSC生が担当するんです。


月曜は〇〇、火曜は松本、水曜は△△・・・みたいに。


月~金で、NSC生が5組選ばれるわけです。


どのコンビも一か月で

次のコンビに交代なんです。

(NSC講師人選)


そんななか、なぜか

僕らは第一回目に選ばれて以降

卒業するまで半年間連続で

全ての曜日で使っていただけました。


ランディーズさん、

フットボールアワーさん、

テンダラーさん、などなど。


ちなみに、

これは今だから分かるんですが


シャイ加減がよかったと思うんです(笑)


ほかのコンビは前に出よう出ようと

前説でもミニコーナーでもやり過ぎる(笑)


番組の空気や流れをぶち壊す・・・。


そこに行くと我々は

プロデューサーから絶大な信頼を得てました。


程よく、おとなしい、と(笑)


実は、そのラジオからは

NSC卒業後も声をかけていただき


ほんとにいろんな

お仕事をさせていただきました。


一番、思い出深いのは

ブラックマヨネーズさんの

ラジオのお手伝いです。


まだ、M-1を獲る何年も前。


公開ラジオイベントで観客は4人・・・。

今では考えられませんよね。


お客さんへのインタビューコーナーも


お客さんがいなくて


そのまま僕らが

出演することもしばしば(笑)



そんなラジオだったんですが、

お二人が話してる内容がむちゃくちゃ面白い!


もう、神がかってました。


あの頃のトークが

M-1ネタの元になったと

後に仰ってましたが、

たしかにあの時は凄かったです。



そんな貴重な経験も積みながら


徐々に、自分たちも

オーディションに受かったり

お仕事をもらえるようになってきました。




さぁ、これからだ


と思ったころ、


兄の体に異変が起こりました・・・。


芸人の仕事と深夜のバイト


激務がたたり


ある日・・・、


兄が動けなくなったのです。


舞台に立つどころか

日常生活もままならない・・・。



坐骨神経痛とヘルニアでした。



これが、のちの二人の道を大きく分けました。



さぁ、次回以降は


その後、兄はどうなったのか?

僕はどうなったのか?


番外で

息子たちが芸人になるに至った


父親の職業観について触れます。








Keita Matsumoto

松本圭太です。 ご訪問ありがとうございます。 実体験を元に【クレーム】【プロレス】【息子】のことを綴っています。

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